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Windows/Mac/UNIX すべてで20年動くプログラムはどう書くべきか

一度書けばどこでも、ずっと使えるプログラムを待ち望んでいた人々へ贈る[シェルスクリプトレシピ集]

2016年8月2日。Windows 10 Anniversary Updateによって「Bash on Ubuntu on Windows(Windows Subsystem for Linux)」がリリースされ、これにより今世界で発売されているPCのほぼ100%(UNIX、Mac、そしてWindows)でそのまま動くプログラムが書ける時代が到来しました。しかもそのプログラムには、10年、20年もの長期間の寿命を持たせることができます。つまり、OSも、時代も超えたプログラムが書けるようになったということです。本書は、この静かに起こされた革命を、WindowsやMacの開発者に知らせるために書かれた本です。「POSIX原理主義」をもとに、シェルスクリプトを強力な開発言語に変えるための具体的なノウハウを余すことなく解説しています。
主なポイントは次の3つです。

■シェルスクリプト、実は速い!
シェルスクリプトが遅いのは速い書き方を知らないからで、実はC言語並の処理速度が出せる。その方法を解説。

■シェルスクリプト、実は互換性が高い!
機種依存が激しいのは、一部でしか通用しない文法やコマンドを、そうとは知らず使うから。そこで、何が方言で、何が共通語なのかを徹底解説。

■シェルスクリプト、実は多機能!
POSIXにはチューリング完全コマンドがあるので、理論上何でもできる。本書では、乱数発生やファイルロック等の基本機能から、セッション管理、Cookie、Ajax、JSON読み書きといったWeb時代のプログラミングを行うレシピまで解説し、最終的にはTwitterアプリ制作や、郵便番号住所検索Webアプリを紹介。
さらにWindowsやMacユーザーに向けたシェル・プログラミング開発環境の準備手順も記述。

 

商品名:
Windows/Mac/UNIX すべてで20年動くプログラムはどう書くべきか

 

価格:3,600円+税
ISBNコード:978-4-86354-209-9
本のサイズ:A5判/ソフトカバー
著者:松浦智之/監修:USP研究所

目次

序 章 POSIX原理主義:その本質と可能性、実践方法を理解する
第1章 どの環境でも使えるシェルスクリプトを書く …… 文法・変数編
第2章 どの環境でも使えるシェルスクリプトを書く …… 正規表現編
第3章 どの環境でも使えるシェルスクリプトを書く …… コマンド編
第4章 Hors d'oeuvre:ちょっとうれしいレシピ
第5章 POSIX原理主義テクニック
第6章 POSIX原理主義テクニック …… Web編
第7章 知らないとハマるさまざまな落とし穴
付 録 レシピを駆使した調理例

著者紹介

松浦 智之(まつうら・ともゆき)
1975年11月16日生。東京都町田市出身。秋月電子通商創業者と同じ高校出身(ただし全く面識なし)。
本職はプログラマーだが、2002年、コミックマーケットにサークル参加したくて技術系同人誌を作り始める。同人誌制作で得たデザイン・商売のノウハウを元に2007年、フリーランスに。2010年、USP研究所と知り合ってシェルスクリプト主義に強い影響を受けつつ、同社の雑誌(現シェルスクリプトマガジン)創刊に携わるなど、仕事でも趣味でもシェルスクリプトライフを満喫中。他に、MSXや紀文の豆乳もこよなく愛する。
シェル魔人の正体は、USP研究所の髪型そっくりなあの人なんじゃないかと疑っている。

●監修者USP研究所 シェル魔人
シェルのあるところ、密かに現れる。20年以上にわたり、あらゆるOSのあらゆるシェルをいじくってきたらしい。年齢不詳。80以上の職を経験し、40カ国以上放浪した結果、シェルが最強であるという結論に至る。髪の毛は天然パーマ、最近は西新橋の綾野剛とちやほやされて浮かれているが、夜のお姉さんからしっかりお金をとられているらしい。
リッチ・ミカンとみかん星人は本当に関係がないのか疑っている。

担当編集者から

OSも時代も超えられる言語は他にはなく、競争相手もまだいない状態です。本書を読んで、是非この新しい価値で満たされた大海原に乗り出してもらえればと思います。(西方 洋一)