OpenStack徹底活用テクニックガイド
本書では、業界標準のオープンなクラウドOSであるOpenStackを利用してプライベートクラウドを構築する際のポイントをわかりやすく丁寧に解説しています。
企業や団体などのITの利用者の視点で、OpenStackがどのように現行のシステム開発や運用に役立つのか、を主眼に執筆することにしました。VMware環境からの移行方法や、可用性や運用性への言及など、企業や団体などのITユーザーが普段気にするポイントを中心に、OpenStackの活用方法を整理しています。
目次
●CHAPTER 01 OpenStackの基礎知識
●CHAPTER 02 OpenStackの導入
●CHAPTER 03 OpenStackのダッシュボード
●CHAPTER 04 OpenStackの基本操作
●CHAPTER 05 可用性向上テクニック
●CHAPTER 06 データ保護性向上テクニック
●CHAPTER 07 移行テクニック
●CHAPTER 08 運用性向上テクニック
●CHAPTER 09 Heatによる自動構築テクニック
●CHAPTER 10 Dockerコンテナ活用テクニック
●CHAPTER 11 Hadoop活用テクニック
著者紹介
●澤橋 松王(さわはし・まつお)
1968年 東京生まれ。
1991年 東京電機大学電気通信工学科を卒業。
1991年 日本アイ・ビー・エム株式会社に入社。
システムインテグレーション部隊に所属し、インターネット黎明期だった1995年頃にはCGIやJava、iモードを活用したWeb系システムを複数手掛ける。
2001年にIBMインターネットデータセンターに異動し、大手金融機関やメーカーのウェブサイトの運用業務に携わる。
2009年にIBM初のパブリッククラウドサービスであるIBM MCCS(Managed Cloud Computing Services)を発案し、企画、開発を指揮。
現在はIBMの最高位のアーキテクト職位につき、製造業などの大手メーカー向けにクラウド環境構築の提案から設計、構築までをリードしている。
サーバ、ストレージ、ネットワークなどのインフラからアプリケーションまでシステムのフルスタックを経験するとともに、企画から開発、運用までフルライフサイクルの経験を持つ。
IBMシニア認定アーキテクト、IBMクラウドマイスター上席エンジニア、The Open Group Distinguished IT Architect。
プライベートでは、妻と1男2女の5人家族。休日はボーイスカウトのリーダーとして、子供たちと一緒にアウトドアを楽しむ。
担当編集者から
大手企業の導入実績もある、プライベートクラウド構築ツール「OpenStack」の導入から移行方法まで丁寧に解説した1冊です。無料で使うこともできますので、本書でぜひ、試してみてください。(吉成 明久)