基礎からわかる Elm
本書では、Webアプリを開発するための新しいプログラミング言語「Elm」の基本・ポイントをわかりやすく解説しています。基本的な文法はもちろん、Elm亜アーキテクチャやその応用についても詳しく解説しています。
■序文より抜粋
「書いていてこんなに楽しい言語は他にない! 」
Elm言語に入門したプログラマがこのような感想を口にするのを、筆者はこれまで多く目にしてきました。そして筆者の経験からもこの言葉は真実だと感じます。本当に楽しいのです。
Elmは静的な型を持った関数型言語です。手軽で迅速なアプリケーションの作成を支援する一方で、堅牢で信頼性のあるアプリケーションを作ることにも特化しています。JavaScriptでのプログラミングを経験したことのある読者であれば、「undefined is not a function」というエラーメッセージを幾度となく目にしてきたことと思います。しかし、Elmを使えばその心配はいりません。
なぜなら、Elmで書かれたプログラムは実行時エラーがまったく発生しないからです。そんなことが本当に可能なのかと思われるでしょうが、実際にコンソール上に赤い文字を見つけることは非常に困難です。他にも、Elmによるプログラミングを体験した人からは次のようなことをよく口にします。
本書では、Elmの文法だけではなく、それを使って実際にアプリケーションを組み立てる方法に到るまで、豊富な例とともに幅広く解説します。
目次
●CHAPTER 01 Elmをはじめよう
●CHAPTER 02 Elmの基礎文法
●CHAPTER 03 プログラムと設計
●CHAPTER 04 Webアプリとしてのプロジェクト
●CHAPTER 05 Elmアーキテクチャの応用
●CHAPTER 06 一歩先のトピック
著者紹介
鳥居 陽介(とりい・ようすけ)
Webフロントエンドエンジニア。高機能なGUIが好物で、常に手を動かしては怪しげなものを作ったり試したりしている。Idein株式会社勤務。プログラミング以外では作曲が趣味。
担当編集者から
本書は、注目を集めるプログラミング言語・Elmの解説書です。基本から応用まで丁寧に解説しています。JavaScriptでプログラミングを行っている方は一度、Elmに触れてみてください。(吉成)