サイエンスミステリー 亜澄錬太郎の事件簿5[新潟編] 撤退の代償
人気のサイエンスミステリーシリーズに新潟編が登場。本書は、物質工学科助教の亜澄錬太郎と博士課程1年の山田安息香、刑事の水銀隆が巧妙に仕組まれた殺人事件のトリックを化学的に解明し、事件を解決していく物語です。各物語のあとにトリック解説と化学解説がある三部構成で読み進めることができるので、化学の知識がない読者でも理解しやすい内容になっています。今回は新潟を舞台に、さまざまな殺人トリックを解明する。「悪夢の講座旅行(佐渡編)」「盗まれたデータ(高田編)」「過去からの連鎖(新潟編)」「撤退の代償(長岡編)」の全4話。
目次
●第1話 悪夢の講座旅行(佐渡編)
●第2話 盗まれたデータ(高田編)
●第3話 過去からの連鎖(新潟編)
●第4話 撤退の代償(長岡編)
著者紹介
●齋藤 勝裕(さいとう・かつひろ)
名古屋工業大学名誉教授、愛知学院大学客員教授。大学に入学以来50年、化学一筋できた超まじめ人間。専門は有機化学から物理化学にわたり、研究テーマは「有機不安定中間体」、「環状付加反応」、「有機光化学」、「有機金属化合物」、「有機電気化学」、「超分子化学」、「有機超伝導体」、「有機半導体」、「有機EL」、「有機色素増感太陽電池」と、気は多い。執筆暦はここ十数年と日は浅いが、出版点数は150冊以上と月刊誌状態である。量子化学から生命化学まで、化学の全領域にわたる。
担当編集者から
本書は、大学の研究室の助教の亜澄錬太郎の元に寄せられる複雑怪奇な事件のトリックを化学の視点から解決していく物語で、読み進めながら化学の知識も理解できる1冊です。大人気のサイエンスミステリーシリーズ第5巻は、新潟を舞台に名探偵の亜澄錬太郎が巧妙に仕組まれた新潟ならではの化学トリックをどう解き明かすのか見ものです。(西方)