データサイエンスの森 Kaggleの歩き方
Kaggleとは、コンペティションを主催するほかに、機械学習エンジニアの育成から就職支援まで携わる、データサイエンティスト支援の一大ポータルです。本書では、Kaggleの概要から、コンペティションへの参加方法、コードの実行方法、活用方法など、幅広く解説しています。
【序文より抜粋】
本書では、データ解析コンペティションを開催しているKaggleというサイトを紹介しますが、Kaggleのコンペティションは、単純にデータを受け取り、解析し、スコアが付けられるだけの流れ作業ではありません。
Kaggle上で行われるコンペティションは、それぞれが1つのドラマです。
データの特性に関する議論や有効なソリューションの公開が行われると思えば、仮順位の推移を巡る駆け引きもあり、そして時には主催者側の問題で右往左往する参加者の姿が見られたりと、コンペティションの開催から終了まで続くお祭り期間中には、さまざまな人間模様を見ることができます。
Kaggleのコンペティションを通じて、そうしたデータサイエンティストたちの活動の実態を紹介し、また、実際にKaggleに参加して、人間味あふれるデータサイエンティストたちと交流するにはどうすればよいかを紹介するために、本書を執筆しました。
そのため、本書では、単にKaggleの使い方を解説するだけではなく、実際のコンペティションで起こった事例を、できるだけ多く取り入れるようにしています。
目次
CHAPTER 01Kaggleとは
CHAPTER 02はじめてのKaggle
CHAPTER 03ノートブックを使いこなそう
CHAPTER 04Kaggleにおけるコンペティション
CHAPTER 05Kaggleマスターへの道
APPENDIX よく使われる機械学習ライブラリ
著者紹介
●坂本 俊之(さかもと としゆき)
機械学習エンジニア・兼・AIコンサルタント
現在はAIを使用した業務改善コンサルティングや、AIシステムの設計・実装支援などを行う。
担当編集者から
本書は、「これからKaggleをはじめてみよう」という人に向けてのガイドブックです。コンペについては実例を交え、どんなことが行われているのかなども丁寧に解説しています。ぜひ、本書でKaggleデビューしてみてください。(吉成)