目にやさしい大活字 サイエンスミステリー 亜澄錬太郎の事件簿7[東北編] 呪縛の俳句
【本書は、B5判で文字が大きくて読みやすい目にやさしい大活字版です。】
人気のサイエンスミステリーシリーズに東北編が登場。本書は、化学科助教の亜澄錬太郎と博士課程1年の山田安息香、刑事の水銀隆が巧妙に仕組まれた殺人事件のトリックを化学的に解明し、事件を解決していく物語です。各物語のあとにトリック解説と化学解説がある三部構成で読み進めることができるので、化学の知識がない読者でも理解しやすい内容になっています。
今回は東北地方を舞台に、さまざまな殺人トリックを解明する。「呪縛の俳句(青森編)」「ステージの華(岩手編)」「美貌の新教祖(山形編)」「殺意の秘湯(秋田編)」「爛れた愛情(福島編)」「復讐の軋轢(宮城編)」の全6話。
目次
●第1話 呪縛の俳句(青森編)
●第2話 ステージの華(岩手編)
●第3話 美貌の新教祖(山形編)
●第4話 殺意の秘湯(秋田編)
●第5話 爛れた愛情(福島編)
●第6話 復讐の軋轢(宮城編)
著者紹介
●齋藤 勝裕(さいとう・かつひろ)
名古屋工業大学名誉教授、愛知学院大学客員教授。大学に入学以来50年、化学一筋できた超まじめ人間。専門は有機化学から物理化学にわたり、研究テーマは「有機不安定中間体」、「環状付加反応」、「有機光化学」、「有機金属化合物」、「有機電気化学」、「超分子化学」、「有機超伝導体」、「有機半導体」、「有機EL」、「有機色素増感太陽電池」と、気は多い。執筆暦はここ十数年と日は浅いが、出版点数は150冊以上と月刊誌状態である。量子化学から生命化学まで、化学の全領域にわたる。更には金属や毒物の解説、呆れることには化学物質のプロレス中継?まで行っている。あまつさえ化学推理小説にまで広がるなど、犯罪的?と言って良いほど気が多い。その上、電波メディアで化学物質の解説を行うなど頼まれると断れない性格である。著書に、「SUPERサイエンス ニセ科学の栄光と挫折」「SUPERサイエンス セラミックス驚異の世界」「SUPERサイエンス 鮮度を保つ漁業の科学」「SUPERサイエンス 人類を脅かす新型コロナウイルス」「SUPERサイエンス 身近に潜む食卓の危険物」「SUPERサイエンス 人類を救う農業の科学」「SUPERサイエンス 貴金属の知られざる科学」「SUPERサイエンス 知られざる金属の不思議」「SUPERサイエンス レアメタル・レアアースの驚くべき能力」「SUPERサイエンス 世界を変える電池の科学」「SUPERサイエンス 意外と知らないお酒の科学」「SUPERサイエンス プラスチック知られざる世界」「SUPERサイエンス 人類が手に入れた地球のエネルギー」「SUPERサイエンス 分子集合体の科学」「SUPERサイエンス 分子マシン驚異の世界」「SUPERサイエンス 火災と消防の科学」「SUPERサイエンス 戦争と平和のテクノロジー」「SUPERサイエンス 「毒」と「薬」の不思議な関係」「SUPERサイエンス 身近に潜む危ない化学反応」「SUPERサイエンス 爆発の仕組みを化学する」「SUPERサイエンス 脳を惑わす薬物とくすり」「サイエンスミステリー 亜澄錬太郎の事件簿1 創られたデータ」「サイエンスミステリー 亜澄錬太郎の事件簿2 殺意の卒業旅行」「サイエンスミステリー 亜澄錬太郎の事件簿3 忘れ得ぬ想い」「サイエンスミステリー 亜澄錬太郎の事件簿4 美貌の行方」「サイエンスミステリー 亜澄錬太郎の事件簿5[新潟編] 撤退の代償」「サイエンスミステリー 亜澄錬太郎の事件簿6[東海編] 捏造の連鎖」(C&R研究所)がある。郎の事件簿5[新潟編] 撤退の代償」(C&R研究所)がある。
担当編集者から
本書は、大学の研究室の助教の亜澄錬太郎の元に寄せられる複雑怪奇な事件のトリックを化学の視点から解決していく物語で、読み進めながら化学の知識も理解できる1冊です。大人気のサイエンスミステリーシリーズ第7巻は、東海地方を舞台に亜澄が巧妙に仕組まれた化学トリックをどう解き明かすのか見ものです。