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オープンソースの教科書

本書では、いまでは当たり前になった「オープンソース」について、さまざまな視点で丁寧に解説しています。
オープンソースとは何か、歴史、ライセンス、オープンソースを利用したビジネス、オープンソースの事例など、概要がわかる1冊になっています。

■「はじめに」より抜粋
 私がオープンソースソフトウェアに触れるようになったのは、大学3年生のころなので、1992年あたりでしょうか。
(省略)
 今ではオープンソースであることが当たり前になりましたが、オープンソースとは何かについてまとめられた教科書的なものがない、ということで本書を執筆する機会を得ました。
 本書の中でも、特にオープンソースの歴史については、私自身がほぼリアルタイムで経験してきたことと、あらためて調べながら書いたことが入り交じっていますが、私にとっても良いふり返り、良い勉強となりました。オープンソースは単に実務に役立つということだけでなく、背景に自由なソフトウェアを求めるという哲学があり、また、皆で協力し合うコミュニティの楽しさがあることを少しでも伝えられればと思っています。

 

商品名:
オープンソースの教科書

 

価格:1,820円+税
ISBNコード:978-4-86354-358-4
本のサイズ:B6判/ソフトカバー
著者:宮原 徹/姉崎 章博/監修:OSPN

目次

第1章 オープンソースソフトウェアとは何か
第2章 オープンソースを使ってみる
第3章 オープンソースとコミュニティ
第4章 オープンソース開発に参加してみるには
第5章 オープンソースとビジネス
第6章 オープンソースの歴史
第7章 オープンソースとライセンス
第8章 さまざまなオープンソースの実例


著者紹介

宮原 徹(みやはら・とおる)
日本オラクルでLinux版Oracleのマーケティングに従事後、2001年に株式会社びぎねっとを設立し、Linuxをはじめとするオープンソースの普及活動を積極的に行う。2004年に「オープンソースカンファレンス」をスタートさせる。IPA「2008年度 OSS貢献者賞」を受賞。

姉崎 章博(あねざき・あきひろ)
NECで元通信管理屋。日本Linux協会では、Linux商標やOSSライセンスの啓発に取り組む。日本OSS推進フォーラムやIPAで活動後、2008年からOSSライセンスのコンサルティングを始め、CRIC「第9回著作権・著作隣接権論文」に佳作入賞。『OSSライセンスを正しく理解するための本』Webに公開中。

OSPN
OSPN(Open Source People Network)は、オープンソースに関わる企業、コミュニティ、個人が集まったメタ・コミュニティです。オープンソースカンファレンスを開催して、情報発信と交流が主な活動です。本書籍のレビュアーとしてたくさんのメンバーが協力しました。

担当編集者から

オープンソースの概要がサクッとわかる1冊です。教科書的にお読みいただければと思います。(吉成)