基礎から学ぶ Terraform
TerraformはITインフラストラクチャの設定をコードによって構築、変更、管理するためのツールです。Terraformを使うことでInfrastracture as Code(IaC)のメリットを活かした業務への展開ができます。
本書ではTerraformの概要からチュートリアル、実践的な管理・運用方法について、わかりやすく解説します。
目次
CHAPTER 01 Terraformの概要
CHAPTER 02 小さく始めるTerraform(チュートリアル)
CHAPTER 03 Terraformのコマンド
CHAPTER 04 Terraformの構成要素
CHAPTER 05 Monitoring as A Code(Datadog)
CHAPTER 06 Terraform Cloud
CHAPTER 07 Tips
著者紹介
茅根 涼平(ちのね・りょうへい)
AWSのプレミアコンサルティングパートナーであるアイレット株式会社(cloudpack)に新卒で2018年に入社する。AWSを利用したクラウドネイティブなインフラをお客様に提案、設計・構築・運用保守業務に従事し、これまでAWSの認定資格を7種類取得する。他に2019年新卒AWS研修をはじめ、トレーナーとしても社内で取り組んでいる。Terraformはバージョン0.11から触り、インフラのコード管理に素晴らしさを感じて、スケーラブルウェブサイト構築や、EKS環境の構築、監視設定など含め、ほぼすべての環境でInfrastructure as Code化し、プロビジョニングの高速化ができるように進めている。
土持 昌志(つちもち・まさし)
異業種からITエンジニアの世界に飛び込み、ヘルプデスク、運用エンジニアやプログラマを経験。開発したシステムのデプロイ先として利用していたAWSを含むクラウドに大きな可能性・将来性を感じ、クラウドインテグレーターであるアイレットに2016年中途入社。インフラエンジニアとして従事し、AWS GameDay優勝、APN AWS Top Engineersへの選出といった成果を残す。業務ではTerraformを積極的に活用し、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)のようなAWS以外のIaaS構築にも取り組む。
古越 勇樹(ふるこし・ゆうき)
ITエンジニアの派遣会社に新卒入社し、国内ECサイト事業者へ数年常駐。業務を通じてAWSを始めとするクラウドコンピューティング技術に魅力を感じ、2015年にアイレットに中途入社。同社の24時間365日の運用部隊(MSPチーム)を経て、インフラエンジニアとしてスマートフォン向けゲームの構築、運用保守を主に担当した。2020年に当時のAWS認定資格のすべて(12種)取得。現在はモビリティサービスの事業会社へ転籍し、SREとして従事している。2015年に初期のTerraformに触れて以来、最も好きなツールはTerraform。
矢澤 学(やざわ・まなぶ)
新卒で通信事業会社に入社し、法人向けネットワークサービスのSEとしてネットワーク機器の提案、設計、構築を行う。アイレットではインフラエンジニアとしてAWS、GCP環境の設計、構築、運用保守業務を経験する。ネットワークエンジニア時代にパラメーターシートによる構成管理に疑問を持っていたこともあり、クラウドサービスに触れたタイミングでInfrastructure as Codeの世界に興味を持ち、担当業務でTerraformの活用を進めている。現在はアプリケーションエンジニアとして自社サービスの開発業務に従事。AWS Professional認定2種、Google Cloud Professional認定3種を保有。
担当編集者から
本書ではTerraformの始め方はもちろん、現場のノウハウをわかりやすく解説しています。ぜひ、本書でInfrastructure as Codeを体験してみてください。(吉成)