Web技術で「本」が作れるCSS組版 Vivliostyle入門
簡単に説明すると、CSS組版とはWebページの技術を使って本を作ることで、Vivliostyleはそれを実現するためのソフトウェアです。本書も(カバーを除いて)すべてVivliostyleで制作しています。
本書ではVivliostyle(ビブリオスタイル)を使ったCSS組版について、環境の構築から基本的な内容のハンズオン、実践的なテクニックまで丁寧に解説しています。
Markdown(マークダウン)の書き方やCSS組版のテクニック集、実際に印刷所への入稿データを作る際の注意点など、現場のノウハウが満載の1冊です。
目次
Chapter 1 VivliostyleとCSS組版
Chapter 2 CSS組版ハンズオン
Chapter 3 MarkdownとVFM
Chapter 4 Vivliostyle CLI
Chapter 5 CSS組版テクニック集
Chapter 6 入稿データを作る
Chapter 7 Vivliostyle Pub
著者紹介
●リブロワークス
「ニッポンのITを本で支える!」をコンセプトに、主にIT書籍の企画、編集、デザインを手がけるプロダクション。SE出身のスタッフも多い。最近の著書は『Notionプロジェクト管理完全入門』(インプレス)、『ノンプログラマーのためのVisual Studio Code実践活用ガイド』(技術評論社)、『2023年度版 みんなが欲しかった! ITパスポートの教科書&問題集』(TAC出版)、『Windows 11 やさしい教科書[改訂第2版 Home/Pro対応]』(SBクリエイティブ)など。
https://www.libroworks.co.jp
大津雄一郎
リブロワークス取締役。1990年代にDTPオペレータとして印刷会社に就職。その後、テクニカルライターを経て、2008年に代表取締役の小山とともにリブロワークスを設立。現在に至る。
●Vivliostyle
CSS組版とは「HTMLやCSSなどのWebページを構築する技術」を使って本を作ることで、それを実現するためのソフトウェアがVivliostyleです。すでに技術同人誌の組版で使われるケースが増えており、この本自体もVivliostyleで制作しています。CSS組版とVivliostyleは、伝統的な日本語組版、Webの表現力、自動組版の効率などを兼ね備えており、未知の表現力と効率性をもたらす可能性を秘めています。
Vivliostyleは、村上真雄氏を代表とする一般社団法人ビブリオスタイルによってオープンソースソフトウェアとして開発が進められています。
https://vivliostyle.org/ja
担当編集者から
本書ではVivliostyleを使ってCSS組版について、現場で使っている著者のノウハウが満載です。これからCSS組版をはじめる人も、もっと応用したい人にもおすすめの1冊です。(吉成)