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SUPERサイエンス 「腐る」というすごい科学

私たちは発酵食品に囲まれて生活をしています。味噌、醤油、納豆、ヨーグルト、チーズ、お酒など、おいしい食品を作り出しているのは微生物であり各種のカビです。反対に食物を腐らせるのもカビの仕業であり、発酵と腐敗は微生物次第なのです。本書では、微生物が食物を改良する作用や発酵の仕組みのほかに、微生物が生み出すエネルギー、バイオ医薬品の開発など微生物の持つ可能性について解説します。

 

商品名:
SUPERサイエンス 「腐る」というすごい科学

 

価格:2,230円+税
ISBNコード:978-4-86354-419-2
本のサイズ:四六判/ソフトカバー
著者:齋藤勝裕

目次

●Chapter.1 腐るとは?
●Chapter.2 発酵とは?
●Chapter.3 醸造と菌
●Chapter.4 酪農と菌
●Chapter.5 バイキンとウイルス
●Chapter.6 バイキンとワクチン
●Chapter.7 バイキンと工業



著者紹介

名古屋工業大学名誉教授、愛知学院大学客員教授。大学に入学以来50年、化学一筋できた超まじめ人間。専門は有機化学から物理化学にわたり、研究テーマは「有機不安定中間体」、「環状付加反応」、「有機光化学」、「有機金属化合物」、「有機電気化学」、「超分子化学」、「有機超伝導体」、「有機半導体」、「有機EL」、「有機色素増感太陽電池」と、気は多い。執筆暦はここ十数年と日は浅いが、出版点数は150冊以上と月刊誌状態である。量子化学から生命化学まで、化学の全領域にわたる。

担当編集者から

私たちが普段、何気なく朝食で食べている納豆やヨーグルトなどの発酵食品は人間にとって役に立つ「微生物」の仕事によって作られています。反対に、腐ってしまった食品を食べてお腹をこわしてしまうのも「微生物」の仕業です。本書では、知っていそうでよく知らない発酵のメカニズムや良い菌と悪い菌の違いなど、さまざまな微生物の驚くべき能力を詳しく解説しています。