SUPERサイエンス 縄文時代驚異の科学
縄文時代は、約1万5000年以上という人類史において最も長く続いた時代です。戦争もない平和で豊かな時代がなぜこんなにも長く続いたのか。そこには私たちが知らない高度な文明が築かれていました。縄文時代の地球環境や遺跡からわかる衣食住にまつわる生活の知恵や工夫、土器、建築、素材加工技術など縄文時代の知られざる秘密に迫ります。
目次
●Chapter.1 縄文時代とは
●Chapter.2 縄文時代の地形変動
●Chapter.3 縄文時代の人的変動
●Chapter.4 縄文時代の衣食
●Chapter.5 縄文時代の住居
●Chapter.6 縄文時代の素材とエネルギー
●Chapter.7 縄文時代の医療
●Chapter.8 縄文時代の人文史
著者紹介
名古屋工業大学名誉教授、愛知学院大学客員教授。大学に入学以来50年、化学一筋できた超まじめ人間。専門は有機化学から物理化学にわたり、研究テーマは「有機不安定中間体」、「環状付加反応」、「有機光化学」、「有機金属化合物」、「有機電気化学」、「超分子化学」、「有機超伝導体」、「有機半導体」、「有機EL」、「有機色素増感太陽電池」と、気は多い。執筆暦はここ十数年と日は浅いが、出版点数は150冊以上と月刊誌状態である。量子化学から生命化学まで、化学の全領域にわたる。
担当編集者から
歴史の授業で習った「縄文時代」について、弥生時代から始まったと思われていた高床式倉庫の建築技術や植物栽培・豚の家畜化など、私たちが思っているより高度な文明だったことが明らかになってきました。1万年以上続いた最古の文明の理由が明らかになる1冊です。