ChatGPTによるプログラム制御入門
本書は、LLMやチャットAIを外部のシステムに接続し、判断力を備えたシステムを開発する、というのをメインテーマとしています。
本書ではChatGPTのAPIを使用し、ChatGPTの入出力とAPIを呼び出しているプログラムを接続することで、ChatGPTを要素として組み込んだアプリケーションを開発する手法を解説しています。
ChatGPTを要素として組み込んだシステムを体験し、理解するためには、実際に動作するアプリケーションに触れてみることが、最もよい方法でしょう。
そのため、本書の多くの章では、GUIを持ったアプリケーションを開発します。つまり、ユーザーが操作しグラフィカルな応答を得ることができる、ゲームなどのアプリケーションにChatGPTを組み込むことで、ChatGPTと外部システムとの連携方法を紹介していきます。
目次
CHAPTER 01 ChatGPTによる制御とは
CHAPTER 02 対話的インターフェイスの自動制御
CHAPTER 03 ゲーム設定の生成プロンプトデザイン
CHAPTER 04 生成された設定によるゲームの実装
CHAPTER 05 AIエージェント同士の対話
CHAPTER 06 生成スニペットによるゲームの操作
著者紹介
坂本 俊之(サカモト・トシユキ)
株式会社令和AI CEO。日本で初めて日本語を出力できるGPTを作った人。
「日本語を扱うAI」をテーマにフリーAIプロジェクトを複数公開。
AIコンサルタントとして活動した後起業し、生成AIの業務への応用を中心にビジネスを行う。
担当編集者から
本書では、ChatGPTをチャット以外の用途として利用し、アプリに組み込む手法を解説しています。GUIを持ったアプリ開発が中心ですので、サンプルなどを実際に動かして確認してみてください。(吉成 明久)