改訂新版 SUPERサイエンス 爆発の仕組みを化学する
本書は大好評いただいた『SUPERサイエンス 爆発の仕組みを化学する』の改訂版です。
一般的に、「爆発」というと爆弾やダイナマイトなど怖いものを思い浮かべますが、人類は爆発という現象をコントロールすることで、ロケットや宇宙船など人類に役立つ技術に応用しています。本書は、火山や雷などの自然界の爆発から、痛ましい事故に繋がる爆発現象、花火や金属加工など人々の暮らしを守り豊かにする爆発技術まで、地球上のあらゆる「爆発」を化学する1冊です。
目次
●Chapter.1 さまざまな爆発
●Chapter.2 爆薬の歴史と爆発事故
●Chapter.3 身近で起きる爆発の危険性
●Chapter.4 現代社会の爆薬の活用と開発
●Chapter.5 爆発は化学反応
●Chapter.6 戦争と爆薬
●Chapter.7 原子核の爆発
●Chapter.8 爆薬によらない爆発
著者紹介
名古屋工業大学名誉教授、愛知学院大学客員教授。大学に入学以来50年、化学一筋できた超まじめ人間。専門は有機化学から物理化学にわたり、研究テーマは「有機不安定中間体」、「環状付加反応」、「有機光化学」、「有機金属化合物」、「有機電気化学」、「超分子化学」、「有機超伝導体」、「有機半導体」、「有機EL」、「有機色素増感太陽電池」と、気は多い。執筆暦はここ十数年と日は浅いが、出版点数は150冊以上と月刊誌状態である。量子化学から生命化学まで、化学の全領域にわたる。
担当編集者から
本書は、爆発とはどのような現象なのか、爆発による被害を防ぐためにはどうすればよいのかを化学的に解明した本です。本書が、世の中から爆発の被害を少なくすることに貢献できたら、嬉しいものと思います。