目にやさしい大活字 SUPERサイエンス 本物を超えるニセモノの科学
【本書は、B5判で文字が大きくて読みやすい目にやさしい大活字版です。】
私たちの生活する世界ではいろいろな意味で本物とニセモノが共存しています。本物とニセモノを比べた場合、常に本物の方が高品質とは限りません。人間の各種器官の代替えする人工臓器、器官の開発がありますが、これらはまさしく臓器・器官のニセモノと言うべきものです。本書では、人工的に作り出した食べ物から人工パーツ、宝石、貴金属など本物と錯覚してしまうあらゆるニセモノを紹介します。
目次
●Chapter.1 人はなぜニセモノを作るのか?
●Chapter.2 改質食品
●Chapter.3 人工人体パーツ
●Chapter.4 あらゆる素材の代替品プラスチック
●Chapter.5 合成宝石・摸造宝石
●Chapter.6 貴金属の代替品
著者紹介
名古屋工業大学名誉教授、愛知学院大学客員教授。大学に入学以来50年、化学一筋できた超まじめ人間。専門は有機化学から物理化学にわたり、研究テーマは「有機不安定中間体」、「環状付加反応」、「有機光化学」、「有機金属化合物」、「有機電気化学」、「超分子化学」、「有機超伝導体」、「有機半導体」、「有機EL」、「有機色素増感太陽電池」と、気は多い。執筆暦はここ十数年と日は浅いが、出版点数は150冊以上と月刊誌状態である。量子化学から生命化学まで、化学の全領域にわたる。
担当編集者から
私たちの生活する世界ではいろいろな意味で本物とニセモノが共存しています。本物とニセモノを比べた場合、常に本物の方が高品質とは限りません。人工的に作り出したものの方が優れているということはよくあります。例えば、プラスチックの優れた性質、機能は天然樹脂を遥かに凌駕します。今や、私たちにはプラスチックなしの生活は考えられません。毎日のように私たちを助けてくれるニセモノをあらためて考えてみましょう。