小さな会社の実務 契約書の作成とツボがわかる本
本格的な法務担当者を置くことが難しい中小企業にとって、契約書の作成はおろそかになりがちです。本書は、中小企業にとってよく使用される契約書のひな形を45種類とりあげ、その使い方を解説しています。ひな形はCD-ROMに収録されており、手にしたその日から使うことができます。
目次
●序章 契約書作成の基礎知識
●第1章 一般的な商取引に関する契約書
●第2章 業務委託、寄託、請負に関する契約書
●第3章 不動産・動産に関する契約書
●第4章 金銭、債権、債務に関する契約書
●第5章 抵当、担保に関する契約書
●第6章 知的所有権に関する契約書
●第7章 その他の特殊な契約書
著者紹介
【監修者紹介】
●野崎 研二(のざき けんじ)
弁護士。1940年東京都生まれ。法政大学法学部卒。1969年に弁護士登録。第二東京弁護士会所属。刑事事件を中心に活動し、数々のえん罪事件や死刑事件、特捜事件などの弁護を担当する。一方、民事でも、中小企業を中心とした多数の会社の法律顧問や自治体の法律相談員を担当し、市井の一弁護士ながら、刑事事件で磨かれた鋭い洞察力を備えるとともに、そこで見聞した人生の悲喜劇を咀嚼した人情味あふれる弁護士として、多種多様な法律問題を扱っている。共著に「職業としての弁護士」(中経出版)がある。
担当編集者から
さまざまなビジネスの現場において登場するのが契約書です。見た目は堅い感じがする文書ですが要は約束を明文化したものに過ぎません。だからといって甘く見ていると、いざトラブルが発生したときに思わぬ落とし穴にはまってしまうこともあります。この本は、「契約書って面倒くさい」と思っている中小企業の経営者の方や総務の方にぜひとも使っていただきたいと考えて作ってみました。(三浦 聡)