強い会社になるための就業規則&職場ルールブック
もう、就業規則だけでは会社は守れません!
労使トラブル多発の昨今、就業規則をきちんと整備することは当たり前ですが、それだけでは強い組織にはなりません。本書は、会社のルールの源である就業規則の正しい作り方と、組織を強くするために必要な「経営者の志」と「なぜ、そのルールが会社にとって必要か」を盛り込んだ「職場ルールブック」の作り方を解説します。CD-ROMには、就業規則と職場ルールブックのひな形を収録しています。
目次
●第1章 就業規則と職場ルールブック
●第2章 モメない就業規則の作り方
●第3章 組織を強化する職場ルールブックの作り方
著者紹介
●有限会社人事・労務
1995年に都内最年少の26歳で開設した矢萩大輔の社労士事務所が母体となり、1998年に中小企業専門の人事・労務コンサルタント集団として設立。企画・開発した賃金設計シミュレーションソフト「賃金士」は、中小企業を中心に業界ナンバーワンの350本以上の販売実績を誇り、そこで得たノウハウは中小企業に特化した実績的コンサルティング手法として定評を得ている。
著作に、『IT企業のための労働者派遣のすべて』(九天社)、『社会保険料が3割節約できる本』『給与計算の事務がしっかりできる本』(かんき出版)、『儲けを生み出す人事制度 7つのしくみ』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『会社が得するESコーチング&ESマネジメント感動倍増組織のつくりかた』『会社が得する就業規則 新版』(WAVE出版)などがある。
担当編集者から
「会社の憲法」ともいわれる就業規則ですが、しっかり「運用」できている会社は少ないようです。確かに、就業規則は紋切り型の文章でわかりづらいだけでなく、「なぜそのルールが存在するのか」という理由がわからず、従業員の理解を得にくいところがあります。このあたりの問題に対する試みのひとつが、本書で取り上げている「職場ルールブック」です。最近では「クレド」を作ることが流行っていますが、個人的にはまず、「職場ルールブック」を作り、納得して仕事ができる環境作りが必要なのでは?と思っています。(三浦 聡)