あの〜、それは違法行為ですけど...
最近では、調べ物をしたり、書類をワープロソフトで作成したり、メールで連絡を取り合うなど、仕事やプライベートでインターネット・パソコンを使用するのが当たり前になっています。しかし、法律の知識がなかったばかりに、知らない間に法律違反をしてしまうということも少なくありません。
そこで、本書では、日常でインターネットやパソコンを利用する際にあたり、「これって法律違反なの?」という疑問に対して、弁護士の牧野二郎先生が事例をもとに○×形式でわかりやすく解説しています。
目次
●やってはいけない! メールの落とし穴
●やってはいけない! ホームページの落とし穴
●やってはいけない! ネットオークションの落とし穴
●やってはいけない! ネット株の落とし穴
●やってはいけない! 音楽・映像の落とし穴
●やってはいけない! パソコン・ソフトの落とし穴
●やってはいけない! その他の落とし穴
著者紹介
●牧野 二郎(まきの じろう)
弁護士(牧野総合法律事務所弁護士法人)。中央大学法学部法律学科卒業。1995年にインターネットと遭遇。これからの時代は情報流通の時代であることを直感し、情報交流に積極的に参加。1996年、インターネット弁護士協議会(現インターネット法律協議会)を結成、2002年4月まで同代表を務める。現在は、インターネット上でのビジネスを開花させるためのインフラ(基盤構築)の必要性を痛感、法的側面からのセキュリティ対策サービス、さらには電子署名制度による安全な取引を実現するためのリーガルサービスの提供へと特化、専門化している。主な著書には「個人情報保護はこう変わる」(岩波書店)、「実践的コンプライアンス・プログラムの作成と運用」(毎日コミュニケーションズ)、「企業情報犯罪対策入門」(インプレス)などがある。
【著者から】
知らぬ間に、違法なことをしていたという経験はないでしょうか。複雑で、スピードが早い社会になり、法律がめまぐるしく変化し、さまざまな現象が生まれてきています。こうした激動の社会を生き抜くには、確かな羅針盤が必要です。本書をその一つにでもしていただければ幸いです。本書では身近な疑問、身近に起きることに、法律の世界から光を当ててみました。ここで議論していることを手がかりに、判断基準を感じていただければと思います。さらに変化の激しい中で、本書にも1つの手がかりがあると感じていただき、活用していただきたいと思います。皆さんの活躍を支えることができれば幸せです。
担当編集者から
今回の書籍では、誰でも「犯罪者」になってしまうかもしれないということを気付かされました。ただ、当然、「知らなかった」では済まされないのも事実です。本書では日常でありがちな事例をもとに解説しています。そのため、このケースはどうなのかがすぐに見つかると思います。いつの間にか犯罪者とならないためにもおすすめの1冊です。
また、編集を進めるにあたって、弁護士の牧野先生には、大変、ご協力いただき、感謝しております。ありがとうございました。(吉成 明久)