誰でもわかる新会社法の超入門
新しくできた会社法(俗に「新会社法」と呼ばれる)の施行にともない、従来の会社形態に対する見直しが徹底的に図られました。
本書では、新会社法の施行によってどんな点が変わったのか・既存の会社はどのようなメリットがあるのかをやさしく解説するとともに、新しく会社を作る手順・会社を引き継ぐときのポイント・会社の終わり方など、会社の運営に関してもわかりやすく解説しています。
これから「会社」について勉強をしようとしているビジネスパーソンや学生だけでなく、これから事業を始めようと考えている起業家にもお勧めです。
目次
●第1章 そもそも「会社」って何?
●第2章 新会社法で何が変わったの?
●第3章 会社の組織形態を深く知ろう
●第4章 「株式」について知ろう
●第5章 会社の作り方について知ろう
●第6章 会社の運営について知ろう
●第7章 会社の終わりや再編について知ろう
著者紹介
●河合 保弘(かわい やすひろ)
司法書士・社会保険労務士 LLP経営360°組合員
企業再生・経営承継コンサルタント
中小企業総務部、診療所理事等、各種の職業を経て社会保険労務士・司法書士資格を取得、現在は大阪市の長田・河合市民法務総合事務所に所属。一般的な法律家とは異なり、あくまでも「経営」の視点から見た総合的な企業支援に取り組み、新会社法に限らず、企業再生・経営承継・資金調達・創業起業等々の業務や講演・セミナーに注力している。主な著書に「会社の継ぎかたつぶしかた」(日経BP出版センター)「だれも言わなかった新会社法5つの罠と活用法」(出版文化社)「銀行員のための新会社法」(銀行研修社)等があり、共著書や雑誌掲載も多数。
担当編集者から
新会社法によって、資本金一千万円を用意しなくとも株式会社が作れたり、組合なのに有限責任であるLLPという組織を作れるようになったりと、会社や事業を起こしやすくなったのではないでしょうか。 本書は、そんな新会社法で具体的に何ができるようになったのか・どんなメリットが増えたのか・あるいはデメリットは何か、という基礎知識の解説に始まり、会社の設立・合併・引き継ぎ・倒産などについても網羅的に解説しています。本来は堅苦しいはずの「法律」が、噛み砕いた文章と愛嬌のあるイラストによって、簡単に理解できるようになっています。(遠藤 直樹)