




オタクの考察

最近ではほとんどの人が「オタク」という言葉を聞いたことがあると思いますが、具体的に「オタク」がどういう人を指すのかがわからない人や、「オタク」を取り巻く世界について勘違いしている人も多くいます。たとえば、「メイド喫茶」は風俗サービスをするお店だと思っていたり、オタク=ニートだと決めつけていたりと、オタクにまつわる誤解が多いのが実情です。
そこで、本書では、今や4000億円の巨大市場に成長した市場を支える「オタク」の真実をわかりやすく解説しています。また、華やかな面のみならず、内在する「闇」の部分も紹介しています。「オタク」について知りたい人にお勧めの1冊です。
目次
●第1章 オタクとは何か?
●第2章 オタクが好むものには何がある?
●第3章 オタクのよく行く場所、アキバ
●第4章 オタクの世界、言葉
●第5章 アキバとビジネス
●第6章 これからの「アキバ」スタイル
著者紹介
●ヒロヤス・カイ
大阪府出身。ライター兼フォトグラファー。中学時代よりオタク趣味に没頭しつつ、アニメ、漫画、ゲームをはじめ、国内で爆発的に発生したサブカルチャー、多様化したアダルト産業についてその身を投じてきた。オタク系のイベントには敏感に反応し参加しつつも、一歩引いた位置からその魅力や方向性について客観的かつ総合的に研究を重ねている、自称オタク・サブカル・フェティッシュ研究家。
担当編集者から
今回は、著者のヒロヤス・カイ氏が、実際のオタクと呼ばれている人やオタクがよく行く場所を自らの足で取材しています。そのため、オタクの実態がよくわかる内容になっています(メイドさんの写真も掲載しています)。また、オタクの世界を外から見ているだけでなく、中からの視点でも紹介しているのも特徴です。本書の編集にあたり、知っていた内容もありましたが、調べることも数多くありました。調べれば調べるほど、奥が深い世界だと実感しました。(吉成 明久)
