できる人を見抜く面接官の技術
現在は求人難の時代で、少子化問題もあり、人材を確保することが企業の重要な課題となっています。また、せっかく内定を出しても辞退される、入社後すぐに辞める、採用したが現場で使えないなどの問題に多くの企業が直面しています。
しかし、実はそれらの原因の多くは採用時の面接にあります。求職難の時代とは違い、企業も選ばれているのです。そのため、優秀な人材を確保するには、できる人かどうか見抜くことはもちろん、面接官が応募者と信頼関係を築けるか、応募者に自社の魅力と応募者が活躍できる企業であることを伝えることが大切です。
目次
●第1章 採用活動の本質を原点から見直せ
●第2章 面接官の資質で採用の成否が決まる
●第3章 面接は応募者への営業活動そのもの
●第4章 まずは求職者の本音・傾向を知る
●第5章 面接官が陥りやすい傾向はこれだ
●第6章 面接スキルそのものを高めよ
●第7章 目に見えない応募者の人間性・性格を見抜け
●第8章 質問によって応募者の本質・本音に迫れ
●第9章 内定から入社までに面接官がすべきこと
著者紹介
●谷所 健一郎(やどころ けんいちろう)
有限会社キャリアドメイン 代表取締役 https://www.careerdomain.net/
日本キャリア開発協会会員
キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)
東京大学教育学部付属高校在学中にニューヨーク州立高校へ留学。武蔵大学経済学部卒業後、株式会社ヤナセに入社。その後、株式会社ソシエワールド、大忠食品株式会社で、新卒・中途採用業務に携わる。1万人以上の面接を行い人材開発プログラムや業績評価制度を構築する。株式会社綱八で人事部長を務めたのち独立。1万人以上の面接と人事に携わってきた現場の経験から、人事コンサルティング、執筆、講演、就職・転職支援を行う。ヤドケン転職塾、キャリアドメインマリッジを経営。
担当編集者から
本書には応募者の本質を見抜く質問や、面接時(入退室を含む)の応募者の態度から人間性を把握する方法などを解説していますが、それだけでなく、面接官としてレベルアップルするための心構えについても詳しく解説しています。とくに「面接官には営業のセンスが必要」という著者のメッセージは、これからの時代には必須になるでしょう。実際、私も面接を行うことがありますが、非常に参考になる内容です。採用について「こんなはずでは・・・」と困っている方に、ぜひ、手にとってもらいたい1冊です。(吉成 明久)