Android ADKで学ぶハードウェア制御
「Android ADK」は、2011年5月にGoogleが発表した、AndroidにUSB経由でさまざまな周辺機器を接続するための仕組みである「Android OpenAccessory」の開発ツールです。Android ADKを利用することにより、Android端末にさまざまな周辺機器を接続することが可能になります。発表後、Androidの家電等の連動やホビー用途(ロボット)での活用などが模索されています。本書では、Android ADKの基礎から応用までをわかりやすく解説します。Android ADKの中身をしっかり知りたい人に最適です!
目次
●CHAPTER01 Android Open AccesoryとAndroid ADKの概要
●CHAPTER02 Android ADKのインストール
●CHAPTER03 USBデバイスのファームウェアの概要
●CHAPTER04 アクセサリモードアプリの概要
●CHAPTER05 USBデバイスでAndroid端末を制御するアプリの作成
●CHAPTER06 Android端末でUSBデバイスを制御するアプリの作成
●CHAPTER07 Microchip版ADK用アプリの作成
●CHAPTER08 ホストモードアプリの作成
●CHAPTER09 ラジコンカーを制御するアプリの作成
著者紹介
●渡邊 昌之(わたなべ まさゆき)
ソフトウェアのエンジニア。ブートローダ、カーネル、ドライバからウェブアプリケーション、携帯端末用アプリケーションまで「ソフトと名が付けば何でも」が信条。現在はAndroidやiPhoneのアプリケーション開発やLinuxやAndroidのポーティングなどが主な仕事。著書に「基礎から学ぶ Androidアプリ開発」(小社刊)がある。
担当編集者から
Androidスマートフォンからさまざまなハードウェアの制御を可能にするのがAndroid ADKです。本書でもラジコンカー(Androidスマートフォンを2台使用し、1台をラジコンカーに搭載、Wifi経由でもう1台のスマートフォンでコントロールを行うという、なかなか凝った構成です)を制御したりしていますが、将来は家電のコントロールなどもできるようになりそうです。本書は、そんなAndroid ADKの中身を詳しく知ってもらえるように、詳しく解説を試みました。ちょっと地味かも知れませんが、きっとお役に立つはずです。(三浦)