目にやさしい大活字 なぜ、一番早く出社する人は出世するのか?
【本書は、B5判の文字が大きくて読みやすい、目にやさしい大活字版です。】
戦争では必ずしも戦力が大きい方が勝つわけではありません。ミッドウェー海戦や桶狭間の戦いでは、戦略を駆使することで、戦力が劣っている方が勝利しています。個人の出世戦略も同様で、いかに戦略を用いるかで、ライバルに勝つことができるかどうかが決まってきます。
本書は、企業の販売戦略として有名な「ランチェスター戦略」を個人の出世戦略に応用した、日本で初の試みを持った書籍です。
なお、本書の著者である矢野新一氏は、ランチェスター戦略の生みの親である故田岡信夫氏の弟子であり、現在、ランチェスター戦略の第一人者として大小数百社の指導にあたられている方です。
目次
●序 章 ランチェスター戦略的、逆転打の発想法
●第1章 ビジネスマンの出世力をランチェスター戦略で分析する
●第2章 キャリア別に出世作戦を展開する
●第3章 ランチェスター戦略を使ってライバルと戦う
著者紹介
●矢野 新一(やの しんいち)
昭和24年東京生まれ。昭和46年専修大学を卒業(経営学・コンピューター専攻)。卒業後、市場調査機関(株)マーケティングセンターに入社。その後、(株)ランチェスターシステムズに入社。ランチェスター戦略の教祖故田岡信夫氏の右腕として、企業の戦略導入に東奔西走、豊富な実務経験を活かし、独自の販売戦略を開発、数多くの企業を短期間に地域ナンバー1とする。田岡信夫死去後、昭和60年に(株)ランチェスター戦略研究所を設立し、平成2年12月(株)ナンバーワン戦略研究所を設立、現在に至る。ランチェスター戦略理論を企業の戦略ベースに応用した実績は大きく、販売戦略の立案、販売戦略、地域戦略等の実践的な指導で定評がある。著書は「最新ランチェスター戦略がわかる・できる」(ビジネス社)、「ARS戦略マニュアル」(日本経営合理化協会)、「社長業の繁栄を約束する28の戦略打ち手」(モチベーションアップ)など42冊。地方広告代理店のコンソーシアム「メイシス」の広告審査委員も務める。主な指導会社は、大中小あわせて数百社、しかもメーカー・問屋・小売業・サービス業・不動産業・住宅建設業・選挙参謀など、あらゆる業種業態に精通、NO.1販売戦略の威力を実証している。
担当編集者から
第一次大戦時、航空工学のエンジニアであったランチェスター氏は、戦闘機の勝敗をシミュレートする「ランチェスター法則」を生み出しました。これをベースに、日本の田岡信夫氏によって企業の販売戦略として「ランチェスター戦略」が生み出されたのです。外国生まれと思われがちな「ランチェスター戦略」ですが、実は日本生まれだったのです。ランチェスター戦略は、自社とライバル社の市場順位によって、「強者の戦略」と「弱者の戦略」のどちらかの戦略をとります。本書では、これを個人レベルにまで落とし込んで、具体的な戦術を説明しています。ところどころ、合コンやゴルフコンペなど、プライベートにも応用できる話題も盛り込まれていておもしろいですよ。